「ゼロ学習者が重要」

「ゼロ学習者」とは過去に全く日本語を勉強していない方を意味します。海外では当然ながら「ゼロ学習者」が圧倒的に多いのも事実です。

当校では21年間「ゼロ学習者」を対象に日本語クラスの開講を行ってきました。欧米圏の日本語学習者の傾向、ニーズに応えられるような授業の研究をしながら、クラスで使用する教科書も当校オリジナルのものとなっています。

オーストラリアに限らず、欧米圏の学生は任意で学ぶ方々が大半です。教師は学生の興味関心を維持させながら「満足」する授業を行うことが求められます。

多くのゼロ学習者に日本語を教えることを通じて、日本との架け橋になってみませんか？

直接法指導

当校では、原則として全て直接法で授業を行っています。オーストラリアは英語圏の国ですが、生徒の出身国は様々で、英語が母国語でない方もたくさんいます。皆に平等に教えるという意味でも、直接法での授業は絶対です。また、直接法で学ぶメリットはたくさんあります。日本語に触れる機会が増え、日本語を日本語で考える力がつき、自然な日本語を効率よく習得することができます。リスニングカも鍛えられるでしょう。教室から一歩出れば、メルボルンは英語圏です。日本語を「話す」「聞く」「読む」「書く」、貴重な機会を提供するためにも、なるべく休憩時間も教師は日本語を使って生徒達とコミュニケーションを取っています。

「楽しむ」心

当校では、教師も生徒も楽しめる学校作りを目指しています。生徒達は、日本国内の日本語学校の学習者とは少し違います。それは、一部の方々を除いて、日本語を話す必要がない環境で生活しているという事です。楽しくなければ学習を続けられません。大半の生徒が、大学の授業の合間や、仕事帰りに日本語を学びに来ます。平日時間が取れない方は、お休みの週末に来られます。貴重な時間を割いて来ていただいているのですから、仲間と一緒に楽しくリラックスして勉強できるというクラス作りも大切です。JICの教師は、いつも生徒達にどうやって楽しんでもらうかを考えながら、ワクワクするような気持ちで授業や学校の向上について話し合っています。